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タンボール・ヂ・クリオーラ〜魂の鼓動
ただ、一度しか見ていないのだけれど、記憶に残りつづけるものがある。その一つがブラジルの「タンボール・ヂ・クリオーラ/tambor de crioula」、北東部マラニャン州サン・ルイスで見た伝統的なパフォーマンス。 マラニャン州というと、今では、広大な白... -
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ピエロがつむぐ“ユーモア”と“人間”〜 その2 AIと学ぶ“人と大地のつながり”
前編<ピエロがつむぐ「ユーモア」と「人間」〜その1:道化師フェスの“極み”>のつづき… リオの街角でばったり出くわしたピエロの一団。彼らが掲げていたプラカードの一つに“Humus、Humor、Humanidade”というポルトガル語が並んでいた。この3つの言葉... -
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ピエロがつむぐ“ユーモア”と“人間”〜その1 道化師フェスの極み
真っ赤なブチブチとした球体が連なって、なにやら漂っている。その一つがひときわ大きく突き出でているのが、まるで巨大なタコのようにも見える。リオのセントロ地区、石造りの歴史ある建物を前に、派手に浮き出ているから大目立ちだ。 近づいてみると... -
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リオの街で出あったちょっとした“Amor(love)”
明るい日差しがふり注ぐ通り。波音を聴きながら、イパネマからコパカバーナへとつづくビーチ沿いを歩いていると、ピンクのプラカードを掲げる女子がいた。「アブラッソス・グラッティスAbraço Gratis」。つまりフリー・ハグ。このフリー・ハグのムーヴメ... -
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「夢を解き放とう」〜リオのストリートアートから
リオの下町を歩いていたとき、通りに面した壁に、ひときわ目を引くものがあった。色鮮やかなデザイン、さらに、あれ?っと目をとめる文字が。「夢を解き放とう」(Liberte seus sonhos)。そして、その下には、その呼びかけに応えるかのように、誰かしら... -
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リオで開催された地球サミット“ECO92”の寸景、そして、この30年
大勢の人々が見守る中で、高まる熱気。壇上に一人の人物が立つと、会場の空気がひとつになった。世界の平和のために、ともに祈る。世界からさまざまな宗教者たちが集った祭典のまさにハイライト。聴衆はダライ・ラマの言葉に耳を傾けた。 今から30年ほ... -
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“シチズンシップ”寸景 〜 リオのデモやスラムでのプロジェクトから
デモにみる市民のパワー バッバッバッバッ…… 夜空に爆音を響かせて、ヘリが飛んでいる。パーン! つづいて起伏の多いリオの下町にこだまする乾いた音。「今夜は外に出ない方がいい」宿主が言った。デモをする人たちと軍警察との間でひと騒動ありそう... -
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リオのスラム寸景〜その1「幸せを分かちあおう」
輝く太陽と青い空、ビルの街並みにつづく白浜のビーチ。岩山に立つキリスト像が両手を広げ、人々を受け入れるリオの街。亜熱帯の緑がさざめき、白く光るビル群のかたわらには、レンガ色の家々がぎゅっと積まれたように並ぶ。その対照的な景観は街の風物... -
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万物流転 〜 消えゆく砂丘
海岸にそって、はるか彼方へと連なる砂丘。遠浅の浜から聞こえてくる波の音、潮の香に包まれながら、砂山に上る。渡る風に身をさらし、ただ波の音を聞く。この自然に溶け込んでいくことの至福を味わう。なだらかな斜面に、大きく影を落としながら流れい... -
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なぞの岩絵
絵のようでもあり、文字のようでもあり… これは一体なにを表しているのだろう。じっと見ていると、照りつける日光を受けて凹凸が入れかわる錯覚にくらくらした… ブラジル北東部パライバ州、インガーの岩絵Pedra do Ingá。見方によっては、人の形も見え... -
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奴隷制廃止100年のひとコマから
初めてブラジルを訪れた1988年は、奴隷制廃止からちょうど100年の年だった。歴史を深く知ることなく、たまたま居合わせたリオのセントロ。水道橋のあたりでは、奴隷制廃止から100年を祝う「祭典」が開かれていた。暗闇と群衆にまぎれ、目立たないように... -
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ギアナ高地ロライマ山へ
強風に吹きすさぶ雨。目も開けられず、顔は打たれ、身をさらされる。流れては天地をおおう濃い霧。その切れ間に奇怪な岩々が浮かぶ。すると、それが怪獣や悪魔の顔になった… 南米北部のギアナ高地。その中でも、ブラジル、ベネズエラ、ガイアナにまた... -
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ブラジルのアート展2022.8
引き込まれるような謎めいた空間。次々と訪れる人が撮影に入る。昨年、久しぶりのブラジルで、いくつか展覧会を見た。その中で、文字通りワンダーランドだったのは「不思議の国のアリス」展(Farol Santander@サンパウロ。キュレーション/Rodrigo Gontij... -
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グラフィティもメデイア?!
2022年8月にでかけた久しぶりのブラジル。サンパウロの名所ともなったビル壁の肖像画、オスカー・ニーマイヤーの顔にバツ印… 制作から約10年、建物のヒビなど修復が必要な箇所らしい。制作当時、たまたま通りすがりに撮影した写真と比べてみると、色合いも... -
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街なかの公共広告
昨年の夏、久しぶりに行ったブラジルで、目に止まったことの一つが、公共広告の類。サンパウロ地下鉄駅構内に大きく流れていたのは、「フェイクニュースをなくそう」というテロップ。WhatsAppの告知で、親会社Metaの名前も並ぶ。WhatsAppはブラジルで一番... -
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街を彩る壁画アート&グラフィティ
昨年の夏にでかけた久しぶりのブラジル。街を歩くとパッと目についたのが、ビルや街路の壁面に描かれたアート。デザインも色もとりどりに、以前に増してストリートアートがすっかり文化として定着した感じ。 リオの湾岸エリアには五大陸を象徴するという人... -
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交通がちょっと便利に
2022年8月、久しぶりにブラジルへ。サンパウロやリオでは、交通がちょっとばかり便利になっていた。地下鉄や電車などの路線が増え、購入したカードでワンタッチ乗り降り。サンパウロ都心からグアルーリョス国際空港間には、エアポート・トレインも開通して... -
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学生の日&民主主義の日@ブラジル
久しぶりにブラジルに行った2022年8月。リオ滞在はじめ一週間くらいは、ぶっつづけで曇りと雨だった。どんよりとして撮影にはいまひとつ。そんなとき、広場でとあるイベントがあると耳にして出かけていった。するとそれは、「民主主義を守ろう」という... -
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選挙前のブラジル
久しぶりにブラジルへ行ってきた8月。10月の大型選挙を控えて、リオでは、街角のキオスクなどで、キャンペーン・グッズが売られていた。目立ったのは、大統領2大候補、現職ボルソナーロと元大統領ルーラのもの(選挙の結果、新大統領はルーラに決... -
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テントがたくさん… 久しぶりのブラジル
8月、久しぶりにブラジルへ行ってきた。2022年はブラジル独立200周年。けれども出会った人たちは「200年?」とつれなく、お祝いムードもない。関心事はもっぱら10月に控えた大統領や上院下院議員などの大型選挙。それに、「物価が上がってたいへん」と口... -
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ブラジルに行ってきた 2022年夏
コロナ感染症が落ちつきはじめた2022年8月、久しぶりにブラジルに行ってきた。今年はブラジル独立200周年。記念の年にあたり、街でも祝いの行事などがあるのではと思っていた。けれども、そんな雰囲気はまったくなし。それよりも、大型選挙を控えて、耳に...
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