撮影余話– category –
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3.11 〜 あれから12年
あれから12年が経った。2011年の東日本大震災3.11。駅のエスカレーターを上っていたときのこと。キシカシ、キシカシと、聞いたことのない不気味な音が響き、あわててホームにかけ上がる。異常な揺れに、駅舎がつぶれるのではないかと、出張の荷物を引き... -
ポジフィルムがネガ現像されて… 撮影余話1988ブラジル
まさか、そんな… ポジフィルムの現像がプリントで仕上がってきた… それもひどい色かぶりで。初めてブラジルに行った1988年。モノクロで撮影しつつも、メインはコダクロームのポジフィルムを使っていた。長期滞在だったので、現地でも何本かフィルムを現... -
撮影余話この一枚 〜 蛇の使い手
チャッ、チャッ、チャッ、チャッ…… なにやらリズムが響いてくる。2004年、モザンビーク中部地方の町外れ、赤土がむき出しの広場らしきところに人垣ができていた。催しのひとつの演目らしい。聞くと、国際的NGOによる衛生や教育の一大キャンペーン。人気... -
撮影余話この一枚 〜 武器のアート
幾何学模様のように組み合わされているピストル? それは廃棄された銃が椅子の背もたれになっているオブジェだった。2004年、訪れたモザンビークで武器回収プロジェクト(TAE)を取材したときのこと。集められ、破壊された武器のガラクタ。それ... -
撮影余話この1枚 〜 巨大なロール雲、モーニング・グローリー
時はまだフィルムの時代、オーストラリア北部のアウトバックで、キャンプをしていたときのことだった。「◯▲%♪#!!!」夜明け前に、突然、甲高い叫び声が響いた。なんだろう。外でたき火を囲んでいる誰かしらが奇声をあげて騒いでいる。テントの寝袋で...
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