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撮影余話
撮影余話この一枚 〜 武器のアート
幾何学模様のように組み合わされているピストル? それは廃棄された銃が椅子の背もたれになっているオブジェだった。2004年、訪れたモザンビークで武器回収プロジェクト(TAE)を取材したときのこと。集められ、破壊された武器のガラクタ。それ... -
撮影余話
撮影余話この1枚 〜 巨大なロール雲、モーニング・グローリー
時はまだフィルムの時代、オーストラリア北部のアウトバックで、キャンプをしていたときのことだった。「◯▲%♪#!!!」夜明け前に、突然、甲高い叫び声が響いた。なんだろう。外でたき火を囲んでいる誰かしらが奇声をあげて騒いでいる。テントの寝袋で... -
ブラジル
ブラジルのアート展2022.8
引き込まれるような謎めいた空間。次々と訪れる人が撮影に入る。昨年、久しぶりのブラジルで、いくつか展覧会を見た。その中で、文字通りワンダーランドだったのは「不思議の国のアリス」展(Farol Santander@サンパウロ。キュレーション/Rodrigo Gontij... -
ブラジル
グラフィティもメデイア?!
2022年8月にでかけた久しぶりのブラジル。サンパウロの名所ともなったビル壁の肖像画、オスカー・ニーマイヤーの顔にバツ印… 制作から約10年、建物のヒビなど修復が必要な箇所らしい。制作当時、たまたま通りすがりに撮影した写真と比べてみると、色合いも... -
ブラジル
街なかの公共広告
昨年の夏、久しぶりに行ったブラジルで、目に止まったことの一つが、公共広告の類。サンパウロ地下鉄駅構内に大きく流れていたのは、「フェイクニュースをなくそう」というテロップ。WhatsAppの告知で、親会社Metaの名前も並ぶ。WhatsAppはブラジルで一番... -
ブラジル
街を彩る壁画アート&グラフィティ
昨年の夏にでかけた久しぶりのブラジル。街を歩くとパッと目についたのが、ビルや街路の壁面に描かれたアート。デザインも色もとりどりに、以前に増してストリートアートがすっかり文化として定着した感じ。 リオの湾岸エリアには五大陸を象徴するという人... -
ブラジル
交通がちょっと便利に
2022年8月、久しぶりにブラジルへ。サンパウロやリオでは、交通がちょっとばかり便利になっていた。地下鉄や電車などの路線が増え、購入したカードでワンタッチ乗り降り。サンパウロ都心からグアルーリョス国際空港間には、エアポート・トレインも開通して... -
ブラジル
学生の日&民主主義の日@ブラジル
久しぶりにブラジルに行った2022年8月。リオ滞在はじめ一週間くらいは、ぶっつづけで曇りと雨だった。どんよりとして撮影にはいまひとつ。そんなとき、広場でとあるイベントがあると耳にして出かけていった。するとそれは、「民主主義を守ろう」という... -
ブラジル
選挙前のブラジル
久しぶりにブラジルへ行ってきた8月。10月の大型選挙を控えて、リオでは、街角のキオスクなどで、キャンペーン・グッズが売られていた。目立ったのは、大統領2大候補、現職ボルソナーロと元大統領ルーラのもの(選挙の結果、新大統領はルーラに決... -
ブラジル
テントがたくさん… 久しぶりのブラジル
8月、久しぶりにブラジルへ行ってきた。2022年はブラジル独立200周年。けれども出会った人たちは「200年?」とつれなく、お祝いムードもない。関心事はもっぱら10月に控えた大統領や上院下院議員などの大型選挙。それに、「物価が上がってたいへん」と口... -
写真・アート・カルチャー
「墨のこえ」を聴きに
「墨のこえ」とはどういうものか。聴いてみたくて展示を見に行った。会場は伊豆の大仁駅((おおひと)から歩いて10分ほどの、知半庵というところ。江戸時代からの古い家屋と、竹林のある裏庭の屋外が展示スペース。そこに、3人の作家(青木一香/アラン... -
写真・アート・カルチャー
アマゾン先住民アート展
なめらかな曲線が動物をかたどる椅子のような木彫。文様が目を引く器。繊細に作られた極小の木の実ビーズのブレスレット……。代官山(東京)で開かれていたブラジルのアマゾン先住民アート展に行ってきた。その土地の木や土などの素材から作られた、立体、... -
ブラジル
ブラジルに行ってきた 2022年夏
コロナ感染症が落ちつきはじめた2022年8月、久しぶりにブラジルに行ってきた。今年はブラジル独立200周年。記念の年にあたり、街でも祝いの行事などがあるのではと思っていた。けれども、そんな雰囲気はまったくなし。それよりも、大型選挙を控えて、耳に...