なめらかな曲線が動物をかたどる椅子のような木彫。文様が目を引く器。繊細に作られた極小の木の実ビーズのブレスレット……。代官山(東京)で開かれていたブラジルのアマゾン先住民アート展に行ってきた。その土地の木や土などの素材から作られた、立体、平面、小物までさまざまな作品がギャラリーにいっぱい。世界の美術館にもないのでは?!と思えるほどの一品の“宝”揃いだった。これらはNPO法人RFJ(熱帯森林保護団体)代表の南研子氏の選りすぐりのコレクション。それも、南代表がいつかアマゾン美術館を作ろうと、ずっと秘めてきた作品だった。それを手放し販売する。コロナで支援金が危機的な状況となった現地プロジェクト、彼らのために還元するためだという。一つひとつが語り部となるような作品。それらがだれかの手に大切に届くことを願う……
2022年12月11日まで(毎週金土日のみ)
「アマゾン先住民から南研子へ、深い絆と感謝のアート展」
会場:ART Is.TOKYO GALLERY URL:www.art-is.net 東京都渋谷区代官山町3-13 #103)